ホームレスの手記 (Notebook of Homeless)

ホームレスの世界からでてくるには障害がある。 でも、何かしようとしている人には些細な後押しシステムが欲しい・・・。 まずは、彼らがどんなことを考え、 どんな生活をしているのか知ることからはじめませんか? ホームレスから原稿を頂き、生の声を掲載します。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
--/--/--(--) --:--:-- | スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
次に、ホームレスに対するボランティア組織および活動について記述いたします。

最初に小生のもとを訪ねたボランティアは一人の大学院生でありました。
月に二回位、定期的に訪ねる様になり、他の多くのホームレスに対し、おにぎりや味噌汁を時々給仕等していた様子でした。
その後、近隣住民の方も参加し、十人前後の訪問となり、健康状態や生活環境等を話す様になりました。

或る日、在京キー局であるテレビ局が取材に来ると、マスコミの力を借り、行政に対し圧力を掛け、環境美化や防犯対策を訴えると共に、ホームレスの生存権を楯に、生活保護の適用を強要し始めました。
小生の居る地区だけでも、三十人に近いホームレスに対し生活保護を適用させましたが、小生はこの活動に対し危惧をいだくと共に、批判的言動で対応する事となり、該大学院生が訪ねる事は無くなりました。

小生の考える支援活動とは、安易に生活保護を適用するのではなく、生活の基盤を確立する為、恒久的な仕事を探す方策を共に求め、身元保証的な支援に徹するべきであろうと考えるからであります。

その後、該大学院生は、今春(平成19年春)卒業すると、法人組織(NPO法人)を立ち上げ、建物の提供を受け、ホームレスに生活保護を適用させて、住居提供(当然、費用徴収)業務を行っており、現在六棟程に増えたと聞いております。

小生が感心しているボランティア組織を一つ記述しておきます。
該大学院生の組織に参加した事のある近隣住民の方々が、行政からの河川堤防の草刈を請け負い、元ホームレスに対し、仕事を提供しているとの声を聞きました。
ありがたい事であります。

今後、この様な活動が増えることを期待致します。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第6回(1/2) 平成19年12月2日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
スポンサーサイト
年末になって来ますと、連日、鉄道における人身事故のニュースが報道されております。

今年は例年に無く多くの人が自らの命を絶っている様に思われてなりません。
自らの命を絶つ人の数が年間三万人を超えたとの声を聞く様になってから、十年に近い年月を迎えておりますが、増加する事はあっても、減る傾向にはありません。

何故、この様な書き出しから始めたのかと訝しく思われるでしょうが、年間三万人を超える現状と、ネット・カフェ難民を含む、路上生活者(ホームレス)の増加とは密接な関係にあると考えるからです。
今日まで比較的に恵まれた社会生活を送っていた人が、或る日突然、業績不振による人員整理に遭遇したり、会社倒産等に直面すると、生活の維持が不可能となり、今後の展望に見通しがたたぬ為、マイホーム・ローンや家族の生活の事等に思い悩み、自らの命を絶つことで現状の打開を計ろうとの考えに至るケースが多々あるのではと思われます。

又、ネット・カフェ難民やホームレスに至る原因も、自殺者と同様でありますが、自殺を選択しない大きな要因として、彼等は独身者や離婚者で、自分自身以外に背負うものを持たぬケースが多いと考えられます。
家や家族との(しがらみ)を持たぬ者はネット・カフェ難民やホームレスになってみると、手枷(てかせ)足枷(あしかせ)が取れた状態となり、生きる事に対し、或る意味で大胆になれるのではないかとも考えられます。

以上は小生の私的な見方であり、他にも数多くの見解がある事に異存は全くありません事、記述させていただきます。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第6回(2/2) 平成19年12月2日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
今回、何故この様な記述から始めたのか、不可思議に思われる方々が数多くおられると思いますが、社会の底辺に生きる者であるからこそ、見える現実もあるのではと考えるからであり、自分もやっと社会復帰の可能性を思考出来るようになって来たものと思われるからです。

自分の心・感情は、五年前に死んだものと考えておりましたが、路上生活者となって三年、只生きるのみの生活を無為に過ごしていたと思っておりましたが、実は、心・感情は死んでいたのではなく、樹木が秋に葉を落とし、一見枯れる様になるのと同じで、人の心・感情も死ぬ事はなく、樹木と同等で、次に来る春に備え、厳しい冬を乗り越える準備をしていたものと考えられる様になったからであります。心の傷はいまだ深く大きくはありますが、心の傷時のクスリにより、徐々に癒されるものであるとも思い至る事もできました。

今回、この様な事を記述させて頂いた背景には、二人の若者との触れ合いに触発された事に起因しており、何の取り得も無い、五十五歳になろうという初老に差しかかった者に対し、熱く丁寧に接して頂き、深く謝意を表したく思います。

次回は、路上生活者ボランティア組織生活保護等に関して記述させて頂きます。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第5回(1/2) 平成19年11月4日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
今回は、少し毛色を変えて記述しようと思います。

最近の社会的現象をニュースとして耳にするたび、日本人の心が随分病んでいるのではと気になっております。

ある出来事が発生すると、巨大マスメディア・評論家を含む多くの人々は、先を争うかの如く一斉に批判を始め、特定の人物を徹底的に攻撃し、再起不能な状況に追い込む言動が目に付きます。

しかし、この様な言動は決して長続きすることなく、一定の日時を経過すると、人々の口から自然と消滅し、次の標的を見つけようと躍起になります。
確かに、日本人の気質は、熱しやすく冷めやすいと考えられるが、本来、日本人の持っている気質の中には、思いやる気持ちや、謙譲の美徳の気質を併せ持ち、安易に他人を攻撃する事はなかったと思います。

複雑な現在の社会に困惑され、将来に希望を見出す事が出来ず、心の捌け口と言うか、感情の捌け口を何に求めたら良いのか判らぬ為、自分より弱い者を徹底的に攻撃する事で、一時的に心の安定を得ようとしているのであろう。
 
この事は社会に対する困惑であると同時に、国家に対する不平不満であるとも考えられるが、現在社会においては、いまだに多くの人々が中流意識を持っている為、強い者には謙り(へりくだり)、弱い者には高圧的な言動を取るのではと考えております。
しかし、現政権の為体(ていたらく)を目の当りにすると、近い将来、強い者に対する批判行動が火を吹く可能性は、充分想像出来ます。
 
その様な日が来る事を期待したいと思います。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第5回(2/2) 平成19年11月4日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
今度は、素晴らしき女性(白髪の婦人です)に出会う事ができました。
 
この私には若すぎるので資源ゴミで出しますが、使用するのでしたらお持ち下さいと、心暖まる声を掛けて頂き、私達が資源ゴミに手を出すと、行政の処分を受ける等のお話しをさせても頂きました。

この様に、人の機微に触れますと、今だ人情地に墜ちずの思いも致します。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第4回(2/3) 平成19年5月20日
「Kさんの手記」 第4回(1/3) 平成19年5月20日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
現場に到着した交番勤務者は、私が110番通報の際、路上生活者の誰々と名告て(なのって)いるにも拘らず、軽自動車の番号を控えるでも無く、私の本籍、名前等、まるで職務質問の様相で、私に対応するのであります。
 
彼らが思っている職務質問が、徐(おもむろ)に軽自動車の現場確認を始めますが、手袋も何もせずいきなり四方のドア-ノブを素手で掴みロック状態の確認を致しました。

5月2日に放置したなら、誰が考えても解かりそうな事である。連休明けの廃車手続きによる自動車税逃れである事は、自明の理であると思われます。
 
この様に、私達が通報する様な事は、交番勤務者にとっては、真に迷惑な事であり、不法放置された事より、路上生活者に呼び出された不快感が先行したものと考えられます。

私が110番通報を決断致しましたのは、今までに述べた警察官の対応等は、充々承知しておりますので、何ら不平不満はありませんが、これが現状です。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第4回(3/3) 平成19年5月20日
「Kさんの手記」 第4回(1/3) 平成19年5月20日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
今日は、現時点での人々の考え方と言うか、感情と言うか、私の思う事を記述させて戴きます。

5月2日、午前4:30に出掛け、10:00頃戻りますと、一台の軽自動車が人目につかない場所に放置されておりました。
軽自動車の様子を見ますと、車検の有効期限を示す表示が削り取られ、車検証入れが助手席の床に放置されており、明らかに不法放置自動車と思われる兆候を示しておりました。

持ち主が現れる気配が無い為、14:00頃110番通報致しました。
(私の居る場所は、一年前、10数台の車を処理致しまして、その際、今後、車を放置される方が現れましたら、ナンバー・プレート番号が、外される前に通報して戴きたいとの依頼がありました)
110番通報を受けた方は、この事を話すと、路上生活者であると断っているにも御協力をありがとうございます、交番から担当者を伺わせますとの対応でありました。
 
しかし、肝心な交番勤務の方は、何を思ったのか、考え違いをしたのか、目の前でこちらが意思表示をしている(手を振り、合図をしている)にも拘らず、無視をして通り過ぎて行きました。
私は仕方が無く、再度110番通報致しました所、上空にヘリコプターが現れ、交番勤務者警察官と尊称で呼べない)を誘導し現場へ到着させました。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第4回(3/3) 平成19年5月20日
「Kさんの手記」 第4回(2/3) 平成19年5月20日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
今、私の考えているReduceRecycleReuseとは、一般市民の方々の意識を変える努力は必要でしょうが、一朝一夕には不可能と思われますので、意識改革が進むまで(あるいは進んだ後も)、RecycleReuse可能な塵を路上生活者救済の為に役立てる事で、塵のReduceと、路上生活者に対する公的資金の軽減及び自立促進が可能であると考えております。
各家庭から排出される塵が、一円のお金も負担することなく、処理が可能であり、又、無意識での路上生活者救済となるのであります。

勿論、各自治体が音頭を取って推進する事は、不可能に近いものでありましょうが、NPO団体に協力することで実現性は少なからずあるものと考えます。

この様な考えとは、私の2年数ヶ月に及ぶ路上生活から得られたものでありますので、皆様には何を勝手な事を言っているのかと、お叱りを受けるかもしれませんが、大きな目で見て戴ければ少しは御理解願えるものとも考えております。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第3回(1/2) 平成19年3月18日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
第3回目の今日は、路上生活者である私の見た、現時点での塵問題について記述させて戴きます。

各自治体にとって塵の処理事業は財政、処理施設、最終処分場等、大きな悩みの種となっているのが現状であると思われます。

現在、盛んにReduce、Recycle、Reduceと市民の方々に訴えておりますが、生活塵や不燃塵は増える一方であります。
又、最近はあまり景気が良くないせいか、問題意識が希薄なせいかは別として、Recycle料金の必要な、パソコン、テレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫等が無造作に家庭塵として、不法に塵集積場に出されております。

一部の市民の方は、外部の不心得者の仕業であると考えているが、一部の業者の仕業も否定できぬが、大多数は地域住民の方が出しているものであります。
この様な塵は、殆どの場合、各自治体が最終的には処分しているようですが、この様な塵を見ない日は皆無であります。

各自治体の対策は、誰が考えても明白であります。
塵の有料化に進むのは時間の問題でありましょう。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第3回(2/2) 平成19年3月18日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
捨て場(ステーション)を回り歩いておりますと、良くをお出しになる住民の方とお会い致します。
 
こちらから朝の挨拶を掛けますと、約1/3の方々からは挨拶が返りますが、2/3の方々は私達を無視し、中には極稀(ごくまれ)には全て市の財産であり、手出しならん、警察に連絡すると息巻く方もおられます。この様な方には、何を説明しても、聞く耳持たぬ人が多いので、失礼致しますとの声と共にその場を持ち去り、次の場所へと回ります。

又、挨拶を返して下さる方は、ほぼ全員が私達の行為を見守りこそすれ、苦情めいた事を言ったり、行動することはなく感謝しております。中には季節のおりおりに声を掛けて戴き、洗濯屋から受け取ったと思われる、衣類を自宅から持参下さる方もおります。この様な時は、人情今だ地に堕ちずと感謝しつつありがたく戴いております。

各地のステーションを回り終えるのが、ほぼ10時前後であり、10時半頃から、資源分別に入ります。分別は、アルミ、真鍮、ステンレス等に分ける作業が3~4時間続き、一日の仕事を終える事となります。
 
その後、遅い食事を摂取し、自由時間となり、床に付くまでを過ごします。
 
取り留めのない話にお付き合い戴き感謝しつつ、第2回目を終了と致します。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第2回(1/2) 平成19年2月4日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
第2回目となりました今回は、私の一日の様と申しましょうか、朝、起床してから、夜、床に付くまでを述べさせて戴きます。
 
前回、私の生業は既に申しました通り、市民の皆様が塵としてお捨てになた物から、再利用可能な家電品や再資源化可能な、鍋や釜の回収であります。この作業は実に楽なものと思われがちですが、実際には多大な努力忍耐が必要となります。その最もたるものは、塵をお出しになる住民の方との軋轢であります。

この事の主たる原因は、私たちの対応の稚拙さにあります。一部の者は、条例で禁止されている資源(主に本)に手を付け、紐掛けしてある束をばらばらとし、塵出し場を散らかすこと。又、ある者は袋詰めしてある品物を確認する際、袋を破り、内容物を所狭しと散らかし、何の罪悪感も持たぬこと。これらの事柄は、住民の方々の感情を著しく傷つけ、資源として市の財産(収入)となるべく物を勝手に持ち去る行為と映る事となっております。
 
話が横道に逸れている様に思われるでしょうが、以上のことを留め置いて戴き、話を進めたいと思います。
 
朝5時までに出発し、現場まで15分位自転車を転がして行きます。現場は今だ明け遣らず、塵ステーションを一つ一つ確認し、廃家電や資源化可能な品物を回収致しますが、この時間ですと良くパトロールカーや散歩中の住民の方と出会います。一部の者は、警察官に呼び止められ、職務質問を受けることがありますが(私は幸い一度も受けた事はありません)、警察官の方々も充々承知していて、明らかに盗品と思われる物を持っていない限り、止めることはないと考えております。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第2回(2/2) 平成19年2月4日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
私は現在、家庭塵の内から再生可能な非鉄金属性の鍋、釜、フライパンや、再生利用可能な廃家電を収集し、生活の糧を得ております。但し、条例で禁止されている資源塵には、一切手を付けておりません。
 
では、私の一日の状況を記させて戴きます。
 
朝4時半に起床し、毎日の塵収集場所を廻り、前に述べた非鉄金属を収集し、10時頃戻り、資源として販売可能な品物に作り替え袋詰めし、1~2週間に1回、古物商に売る日々を送り、1回当たり2~3万円の収入を得ております。
 
この収入で、万引きする事なく生活ができております。1年前までは、生活水等は公園から得ていましたが、今では、全てスーパーマーケット等から買い求める事ができております。
 
今日は、この位にし、次回に記したいと考えております。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第1回(1/2) 平成19年1月6日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
では、私のことをホームレスと呼んでおります。
 
この度、縁ありまして、皆様にホームレスの実感を紹介させて戴く機会を得ることができましたので、暫くの間お付き合い願います。
 
私が路上生活を始めました理由は、追い追い説明させて戴きますが、路上生活に入って2年2ヶ月を経た現在の状況から記したいと思います。
 
私の寝起き場所は、放置された普通自動車であり、この車を基盤として日常生活を営んでおります。
 
当然不法占拠ではありますが、住む場所の無い私には、
掛替えの無いない住処であり、生き長らえる事ができております。
 
地域住民の方々や行政の方々には多大なご迷惑をお掛けしているのは充分理解しておりますが、現在の私には感謝の言葉を述べる以外思い浮かびません。

---
【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第1回(2/2) 平成19年1月6日
人気ブログランキングに、クリックにてご協力ください!
Designed by aykm.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。