ホームレスの手記 (Notebook of Homeless)

ホームレスの世界からでてくるには障害がある。 でも、何かしようとしている人には些細な後押しシステムが欲しい・・・。 まずは、彼らがどんなことを考え、 どんな生活をしているのか知ることからはじめませんか? ホームレスから原稿を頂き、生の声を掲載します。
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これまで数多くのホームレスと呼ばれる方々に出会った。
 
キレイとまでは言えないが、ある程度に整えられた髪・髭、洗濯された服装で、棲家は雑然とはしていても、どれも不快感を与えるような場所ではなかった。失礼かもしれないが、それは当初のイメージとは全く違っていた。
 
殆どの方は、多少を問わずなんらかの方法で収入を得ており、仲の良し悪しもありながら様々な関係を持ち、各々にコミュニティを形成して相互に扶助しながら生活を送る。
 
また、一様に地域住民行政、時には傍若無人な幾ばくかの来訪者との関係に苦慮し、しかし、その境遇に在る自身を責め、社会や地域に対し申し訳なさを感じながら、直ぐには戻ることができない、なんらかの傷を持っていた。
 
炊き出しをはじめ物品・金銭や相談の支援は、彼らの生活を間違いなく補助するが、恐らく本当に感謝しているのは、その際の会話や、暖かい心に触れることかもしれない。
 
彼らは当面、このままでも生きていくことができ、けれども、このままの生活がいつまでも続けられない、続けてはいけないことを肌で感じ、葛藤もしくは覚悟している。
 
人はどこまでいっても、何をしようと人である。そして、人であることからも逃れられない。

(運営者M)
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