ホームレスの手記 (Notebook of Homeless)

ホームレスの世界からでてくるには障害がある。 でも、何かしようとしている人には些細な後押しシステムが欲しい・・・。 まずは、彼らがどんなことを考え、 どんな生活をしているのか知ることからはじめませんか? ホームレスから原稿を頂き、生の声を掲載します。
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今回、何故この様な記述から始めたのか、不可思議に思われる方々が数多くおられると思いますが、社会の底辺に生きる者であるからこそ、見える現実もあるのではと考えるからであり、自分もやっと社会復帰の可能性を思考出来るようになって来たものと思われるからです。

自分の心・感情は、五年前に死んだものと考えておりましたが、路上生活者となって三年、只生きるのみの生活を無為に過ごしていたと思っておりましたが、実は、心・感情は死んでいたのではなく、樹木が秋に葉を落とし、一見枯れる様になるのと同じで、人の心・感情も死ぬ事はなく、樹木と同等で、次に来る春に備え、厳しい冬を乗り越える準備をしていたものと考えられる様になったからであります。心の傷はいまだ深く大きくはありますが、心の傷時のクスリにより、徐々に癒されるものであるとも思い至る事もできました。

今回、この様な事を記述させて頂いた背景には、二人の若者との触れ合いに触発された事に起因しており、何の取り得も無い、五十五歳になろうという初老に差しかかった者に対し、熱く丁寧に接して頂き、深く謝意を表したく思います。

次回は、路上生活者ボランティア組織生活保護等に関して記述させて頂きます。

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【サイト内関連記事】
「Kさんの手記」 第5回(1/2) 平成19年11月4日
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